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IEC規格とは、International Electrotechnical Commission(国際電気標準会議)が定める、電気・電子技術分野に関する国際的な規格のことです。
どんな規格?
IEC規格は、以下のような様々な分野の規格を含んでいます。
- 電気機器の安全性: 電気製品の安全性に関する基準などを定めています。
- 電子部品の性能: 電子部品の性能に関する基準などを定めています。
- 放送技術: 放送機器や伝送方式に関する基準などを定めています。
- 情報技術: 情報機器や通信技術に関する基準などを定めています。
なぜIEC規格が必要なの?
IEC規格は、国際的な取引を円滑に進めるために必要です。異なる国のメーカーが製造した製品でも、IEC規格に準拠していれば、互換性があり、安全に使えることが保証されます。
IEC規格の例
- IEC 60950: 情報機器の安全規格
- IEC 60065: 音響・映像機器の安全規格
- IEC 61000: 電磁両立性 (EMC) に関する規格
補足
IEC規格は、日本国内ではJIS規格として取り入れられています。JIS規格は、IEC規格をベースに、日本の実情に合わせて修正された規格です。
関連用語
- JIS規格: 日本国内の工業規格
- 互換性: 異なる機器同士が問題なく接続できること
- 安全性: 電気製品が安全に使えること
- EMC: 電磁両立性
これらの用語も合わせて覚えておくと、より理解が深まります。
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